ミーガン法について、
コメントした先のMacskaさんから、レスポンスを頂いた。ブログでつながったのがはじめてで、しかもその相手がこの方っていうのは、二重に嬉しい。ありがとうございます。
「誰が得をするのか」というレトリカルな問いに対して、「性暴力を容認する左翼」というのは、率直に言って考え付かない答えだった。現実に起こりうるとは思えないような露骨で粗暴なバッシングがまかり通っているなかで、私は見えやすい脅威しか見ていなかった。理解も共闘も共感もできない(する気もそもそもないけど)、全く異質な、殆ど非論理的にしか思えないような、カリカチュアライズされた、脅威。
そう、でも、フェミはいつも、共闘も共感も理解もできる相手と、あえて闘ってきたのではなかっただろうか。それが当面の目的に不利益をもたらすと糾弾され、木を見て森を見ないと揶揄されながら。
最近、共感も共闘も理解もできる相手を批判しなくてはならないことがあった。I could clearly see where she was coming from, why she had to take that stance, and yet I had to speak up against her, and it hurt. そこで共闘や共感を優先してしまうことこそが、フェミにとっての脅威なのだけれど。
>フェミや性暴力反対の運動をしている人たちは、国家権力を無制限に拡張
>させることがさらなる暴力を生み出す事を知っているから、それに賛成する
>ことはできない。でもそれだけでは、国家権力に批判的な(だけど性暴力に
>は関心のない)既成左翼に搾取されてしまう。あんまりお前らが性暴力につ
>いて無視を続けるなら、国家権力と手を結んでお前らと敵対してやるぞ、く
>らいのブラフはかけたいところだけど(笑)、まぁそれもできない。フェミって
>どうしてこんなに面倒なんだろ。誰に向かっても真面目に正論を言って行
>くしかないってコトですね。
ブラフかけたいらしいです(笑)。
やっぱりかっこいぃです。惚。
でもね、そういうことだと私も思う。真面目に正論を。安易な戦術に目を奪われることなく。フェミってほんとに厄介だ。
でも、それだからこそ、フェミは厄介なのよね、誰にとっても。あちらにもこちらにも収まらない、共闘や共感と批判とをどちらも手放さないからこそ。
って、性暴力についても(他の何についても)何一つ具体的に力を注いでいないあちきが言っても、全然駄目駄目ですけれどもね。