ちょっとごたごたしておりまして、すっかりご無沙汰いたしました。
またちょっとづつ更新していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
しかしネットにろくにつないでいない間に、あちらこちらでいろいろなことが起きていますね。
私的には、24条の異性愛主義をめぐる
fem-net上の議論、参加しておきたかったなぁ。もう収束してしまっているようなので、遅すぎるのですが、フェミの内部で、憲法が(というか、ここでは24条が)異性愛規範にのっとっているという、それだけの認識がなかなか共有されなかった(共有されないままだった)らしいことに、かなり驚きました。その認識の上で、それではどう行動するのか、というのはまた別に議論が必要だとは思いますが、24条が明らかに異性愛規範を反映して(そしておそらく今までのところそれを多少なりとも再確認しつづけて)いるという認識それ自体に抵抗があるというのは、とても意外です。議論が再開するようだったら飛び入り(討ち入り?討ち死に?)たいなと思ったりもしたり。
それから、ここにいらして下さっている方はきっとごらんになっていると思うのですが、Macskaさんが
ミーガン法について整理して下さっていて、私も今大急ぎで目を通したところなのですが、とても参考になります。私自身は、地に足のついた具体的な根拠があるわけではなく、たとえばゲイル・ルービンが主張したように、純粋に理論上の問題としてペドフィリアのカテゴリカルな否定を正当化する倫理的・論理的根拠を見つけるのは難しいのではと考えるために、モラル・パニックに流されるようにしてミーガン法(あるいはそれに類する法律)を擁護することには反対だったのですが、Macskaさんのこのまとめは、もう少しきちんと具体的にどういう問題があるのかを示して下さっています。未見の方がもしいらしたら、是非。奈良の事件があったりして、そういうときだからこそ、多方面からの見解や資料を積み重ねて、冷静な議論をしていく必要があると思っています。